症状
動悸、息切れ、胸痛、むくみなどがありますが、狭心症の症状として最も注目すべきものは、締め付けられるような胸の痛みです。
要因と病態
心臓の栄養血管である冠動脈が狭くなることで、心筋に送り込まれる血液が少なくなり、胸が締め付けられるような痛み、焼けるような痛みが現れます。
冠動脈に動脈硬化で生じるタイプとけいれん性に収縮を起こして生じるタイプがあります。
予防と治療
血管が詰まってしまう動脈硬化が悪化しないよう、高血圧の人は「減塩」、肥満や糖尿病がある人は「摂取エネルギーを抑える」など、毎日の食事に注意が必要です。また、適度に体を動かすことも大切。心臓の病気には運動は控えたほうがいいと誤解している人も多いのですが、ウォーキングなど軽い運動は、血流をよくしたり、血管をしなやかにしたりする効果があります。自分に適した運動が何か、医師に相談しましょう。
喫煙は心臓や血管に悪影響を及ぼす原因となりますので、禁煙しましょう。