症状
心不全は、何らかの理由で心臓のポンプとしての働きに異常が起きることで、下腿の全面や足首、足の甲を指で抑えるとくびみができるようなむくみ、運動時の動悸、息切れなどが生じる状態です。
要因と病態
心臓の筋肉を養っている血管(冠動脈)が詰まってしまう心筋梗塞や狭心症、動脈硬化や塩分の摂り過ぎなどが原因の高血圧、心臓の部屋を分けている逆流防止弁が障害される弁膜症、心臓の筋肉に異常が起こる心筋症、拍動のリズムが異常になる不整脈、先天的な心臓の病気など様々な疾患が原因となって生じます。
予防と治療
心不全そのものに対する薬物治療を行います。体内に貯留した水分を抜くために利尿薬を用いたり、低下した心臓の機能を回復させるために心臓を休める薬を用いたりします。その他、多くの場合は生活習慣の見直しや、食事療法も必要です。